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時々、MicroStationを使って、線分を配置する際に、長さ欄に入力値はコロン(:)で区切られているのを見たことがあるでしょうか。
単純に数字だけを入力したのに、なぜ値にコロンが二つついているでしょうか?
では、続きまして、MicroStationの作業単位を説明します。
MicroStationの作業単位は、三つの部分から構成されます。
主単位:下位単位:位置単位(解析度単位)
英語版のMicroStationですと、Master Unit:Sub Unit:Positional Unitで表します。略語はMU:SU:PUです。
どのような時に主単位と下位単位を使いますでしょうか?
答えは主にインチ系単位の場合です。
図面の基本単位には「メートル」と「インチ」の2種類存在します。
1フィート=12インチ
インチ系単位の場合は、主単位をフィートに設定し、下位単位をインチに設定します。
例として、2'5"を入力したい場合は、2:5を入力します。
下位単位を利用するメリットとして、
5"を0.41666666666667'に換算し、そして、2.41666666666667として入力する必要がありません。
ですが、このような巧みな設計は十進法のメートル系単位に対して、あまり意味がありません。