【要素範囲の概念】3Dモデリングの中でBounding Boxという概念があります。それは、なるべく小さな長方体あるいは球範囲で要素を囲むことを指しています。よく使われているBounding Boxは二つがあります。①AABB(Axis-Aligned Bounding Box):座標系方向に従い、②OBB(Oriented Bounding Box):指向性のある方向に従い。②OBBは①AABBよりもっと緊密に要素を囲むことができます。ただ、MicroStationでは①AABBしかサポートできません。
【要素範囲の使い道】3Dモデリングでクラッシュ検出する際、まず要素の範囲が交差しているかを判断します。交差していない場合、クラッシュが発生しません。交差している場合、さらに複雑な計算を行います。これにより、クラッシュ検出の効率が大幅に良くなります。
また、ビュー最大化を行う際、要素は正しくビューに最大化表示できない時、要素の範囲を確認すべきです。
【要素の範囲を表示させる、表示させない方法】MicroStationのキー入力ににSet Rangeを入力し、エンターを押し、ビュー更新を行いますと、要素の範囲が表示されます。