AutoPIPEで削除してもモデルに影響がない拡張子は何ですか?


 プロダクト:AutoPIPE
 バージョン:CONNECT Edition
 エリア:ファイル管理

AutoPIPEが出力するファイル拡張子については以下のヘルプに詳しくまとめられているので、ご確認ください。

AutoPIPEのUIから
ヘルプ > 内容 > Bentley AutoPIPE > ファイルリファレンス > 作業ディレクトリファイル

下記リンク内に記載される各ファイルは、現行の作業ディレクトリに保存されています。作業ディレクトリは、ファイルを ファイル > ファイル > 新規、またはファイル > ファイル > 開く コマンドを使用して作成するまたは開くディレクトリによって決まります。そうでない場合、AutoPIPEはそれらのファイルをプログラムディレクトリに置きます。全てのパーマネント書式なしファイルのファイル名は、モデルの名前と同じです。その他のファイル名は、表記の通りです。

フォーマット無し作業ディレクトリファイル
フォーマット付作業ディレクトリファイル

もっとも重要なファイルは*.DATと*.CMBとなります。その他のファイルは荷重の定義や解析、結果のレビュー時に作成されます。しかしいくつかのファイルは削除してしまうと以前と同じ結果を出力することができないものもあります。

例:

Aさんは流体の非定常解析を行ったモデルを作成し、Outputレポートを作成しました。Aさんは、*.DATと*.CMBのファイルだけをBさんに送り、Bさんは元の結果を再現しようとします。Bさんはモデルを開き、解析を実行します。しかし、その結果には時刻歴の結果が含まれていませんでした。何故か?

なぜならBさんの作業ディレクトリにはTHLとTIHファイルがなく時刻歴の荷重が入力されていないからです。これらの時刻歴荷重ファイルは荷重 > 流体過渡コマンドでデータ名を選択すると自動的に再作成されます。

このように*.DATと*.CMBファイルだけでは正確に解析できないことがあります。そのため、AutoPIPEのファイルを転送する際にはAutoPIPEのアーカイブファイルであるAPCファイルに変換して渡すのが正しい手順となります。

APCファイルとは何ですか?どのように作成しますか?

 Original Author:Yasushi Nagao