ストレスISOの寸法値にて小数点以下のフォーマットを変更するにはどうすればいいですか


 プロダクト:AutoPIPE
 バージョン:CONNECT Edition

AutoPIPEからOPIMのエンジンを使ってストレスISOを作成する際に、寸法値の小数点以下のフォーマットを変更するにはどうすればよいですか。

回答

OPIM version 10.07以降の場合

AutoPIPEとOPIMを閉じて作業をしてください。

寸法、レポート、直径、座標値のフォーマットに関する設定はすべてstyle.xmlで制御されています。style.xmlはデフォルトインストールの場合以下に保存されています。

C:\ProgramData\Bentley\AutoPIPE CONNECT v12\isoextractor\projects\project01\stress\Config\style.xml

既存のstyle.xmlの<Output>ブロック内に以下のブロックを追加して下さい。

<NumberFormats>

<DimensionsImperial>#'#.#/16"</DimensionsImperial>

<DimensionsMetric>#</DimensionsMetric>

<CoordinatesImperial>#'#.#/16"</CoordinatesImperial>

<CoordinatesMetric>#</CoordinatesMetric>

<ReportImperial>#'#.#/16"</ReportImperial>

<ReportMetric>#</ReportMetric>

<DiameterImperial>#.#/16"</DiameterImperial>

<DiameterMetric>#</DiameterMetric>

<Angle>#.#%%d</Angle>

</NumberFormats>

SI単位の場合は、<DimensionsMetric>内の記述で出力内容が変わります。

例としては以下の通りです

#          整数値に四捨五入

#.#       最大で小数点以下1桁まで表示

#.0       必ず小数点以下1桁まで表示

さらに細かな設定は以下の例を参照して下さい。

整数部のフォーマット: 入力値に3.1を用いた場合

定義概要結果
#整数値で表示3
0#2桁以上の整数値で表示。10未満の値の場合は0で補完される。03
00#3桁以上の整数値で表示。100未満の値の場合は0で補完される。003


小数点以下のフォーマット: 入力値に3.014を用いた場合

定義概要結果
#.#小数点以下の桁数を最大1桁まで表示3
#.0小数点以下の桁数を確実に1桁まで表示3.0
#.000小数点以下の桁数を確実に3桁まで表示3.014
00#.00整数部は3桁で表示し、小数点以下は確実に2桁まで表示003.01

英国単位系のフォーマット: 入力値に61.625を用いた場合

定義概要結果
#'#.#/16"フィート,インチ,分数で表示。最初の#はフィート部の記述子で2つ目の#はインチ部の記述子であり、3つ目の#は端数の分子の記述子。「/」の後ろの16は精度に影響。指定可能な値は2,4,8,16,32,64
記述子間の記号はそのまま表示される。
5'1.5/8"
# Feet #-#/16 Inch単位の表示が違うだけで概ね上記と同じ5 Feet 1-5/8 Inch
#-#/16"インチ/分数で表示。フィートの表示方法を除き、上記と同じ。61.5/8"
#-#/16 Inch単位の表示方法を除き、上記と同じ61-5/8 Inch
#'#80.#/16"インチ記述子の後の整数値でインチ/フィートのしきい値を指定。しきい値以下では値はインチで表示。そうでない場合はフィートで表示。通常、寸法記入の際に用いられる値は24のみである。5'1.5/8"

変換を伴う書式設定

オプションで入力値の割り算が可能。書式の定義式の前に「/<number>」を付けて実現可能。例えば /12と記載すると入力値を12で割った値が表示される。

定義概要結果
/12#.00ft.入力値を12で割って小数点以下が確実に2桁になるように表示。英国単位で利用する場合、最終結果はフィートとなる。18 -> 1.50 ft.
/36#.00 yardsヤードで出力されること以外は上記と同じ18 -> 05.yards
/1000#.000 m1000で割って、小数点以下3桁のmで表示2500 -> 2.500 m


OPIM version 10.06以前の場合

AutoPIPEとOPIMを閉じて作業をしてください。

style.cfgファイル内の内容を変更することで対応可能です。Style.cfgはデフォルトインストールの場合、以下に保存されています。

C:\ProgramData\Bentley\AutoPIPE CONNECT v12\isoextractor\projects\project01\stress\Config\style.cfg

このファイルを任意のテキストエディターで開き、"IE_FMT_DIMENSION_DECIMAL_PLACES = 1"を検索

この数字は小数点以下の桁数を表しており、0にすると小数点以下の値がなくなり、2にすると小数点以下2桁まで表示されます。

 Original Author:Yasushi Nagao